10/07/28 12:10:26 sbClnOp80
朝日新聞社説の予想
「千葉大臣の執行は”母の愛”」
28日、千葉法相が死刑を執行した。一貫して死刑廃止を唱えてきた千葉さんにとって
どれほど辛い決断だったろう。世界の先進国のほとんどが人権重視の方向にむかい
死刑を廃止している中で、日本の死刑廃止への趨勢は当然のことだが、まだ国民の間で
死刑廃止に向けた議論が醸成されていない。その中で千葉さんが法に則って粛々と
死刑執行にハンコを押したのは十分に理解できる。
一方、自民政権下では死刑を執行した法相もいれば信念に基づいてハンコを押さなかった
大臣もいる。従って自民党は千葉大臣を非難する資格は全くない。メクラ判をどんどん
押して「死に神」の異名を取った大臣もいた。
千葉大臣は東京拘置所を公開する方針だという。言ってみれば、千葉大臣の死刑執行
というのは「母の愛」のような崇高なものだったのではないだろうか。死刑廃止を生涯の
信念としてきたが、法務大臣という立場上涙を呑んで判子を押さざるを得ない。しかし
その魂は無駄にしませんよ、死刑廃止の一歩を刻みましたよ、という強い意志が感じられる。