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・政府は27日、当初30日に予定していた平成22年版防衛白書の閣議了承を先送りする
ことを決めた。白書では、日本固有の領土でありながら韓国が不法占拠を続ける竹島に
ついて「領土問題が未解決のまま存在」と明記しており、これに対する韓国側の反発に
仙谷由人官房長官が配慮し、防衛省に先送りを指示した。日韓併合100年を迎える
8月29日以降まで閣議了承を控える。外交問題を理由にした了承先送りは異例で、
防衛省内には「弱腰すぎる」という不満もくすぶっている。
防衛白書では平成18年版から毎回、「わが国固有の領土である北方領土や竹島の領土問題が
依然未解決のまま存在している」と明記しており、22年版でも同様の記述を盛り込む。
韓国側はこれまでも防衛白書に竹島を日本の領土と明記することに繰り返し反発している。
韓国の「2008年版国防白書」では表紙に竹島のカラー写真を掲載するなど、日本への
対決姿勢も強めている。
これに対し日本側は民主党政権下で、「不必要な摩擦を招かないため、その言葉(不法占拠)は
使わない」(岡田克也外相)との発言に象徴されるように過剰な配慮が際立っている。白書の
閣議了承先送りも、その延長線上にある。
政府内には、了承先送りについて「不法占拠を続ける韓国を利するだけだ」(外務省幹部)との
批判も強い。先送りしても竹島を「わが国固有の領土」との記述自体を削除するわけではなく、
了承時には韓国側が反発を強めるのは必至だからだ。日韓併合100年という節目の後まで
ずらすだけの場当たり的な対応は、問題をクローズアップさせただけともいえ、「首相官邸の
政治センスを疑う」(政府高官)という指摘もある。
防衛省も表向き、年末に改定予定の「防衛計画の大綱」に関する記述など、竹島以外の
手直しも官邸側から求められていると強調する。しかし、白書はすでに約千部が印刷
されており「事業仕分けの無駄排除と矛盾する」(同)と揶揄する声もある。防衛問題に
ついて国民の理解を得るために毎年刊行している。(一部略)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
※元スレ:【政治】「竹島」で韓国に配慮か 防衛白書の閣議報告が先送りされるのは極めて異例