10/07/28 22:13:14 JLLQOxR20
>>232
抑止力については、本当にもっと議論すべきだったと思います。
鳩山辞任であっけない幕切れをするまでは、報道機関に登場する岡本氏や森本氏やの言動や所作を見ていると、
「鳩山は本気で普天間問題に取り組むなら、抑止力論をもっと深めて語るべき時に来たのか、ならば語ろう」という雰囲気を感じました。
岡本、森本両氏は米軍基地問題がマスコミで取り上げられる場合の第一の論客でした。
巨大なアメリカ、それに次ぐ日本、しかし日本はアメリカには次ぐが、世界を見渡せばとてつもないパワーを持っていた。
そういった時代のアメリカ依存の抑止力論とその恩恵は、しかし中国が台頭し日本を凌駕する世界では同一では無いでしょう。
かつてのアメリカ以外にはプライドを害するライバルの無い日本人は、アメリカ依存、属国と言われても心穏やかでしたし、
アメリカ依存をコストパフォーマンスが良いとうそぶく事もできました。
しかし、日本よりも中国が力を持った状況で、アメリカ依存を続ければ、軍事以外の様々な面で、国際的な交渉の場で、
プライドを傷つけられ、そして土壇場で不合理な展開を飲む自体となるでしょう。しかたがない、守ってもらうんだからと。
しかしそれは軍事丸投げはコストパフォーマンスが良いとしていたアメリカ依存の過去のツケを払うといえば、しかたが無いともいえます。