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佐賀県内の中学生男女を対象にした研究で、
「体力や運動能力が高いほど学業成績が高いという関連性がある」という結果を、
佐賀大学文化教育学部の山津幸司講師(38)=健康行動学=がまとめた。
男子よりも女子に関連性が強くうかがえるといい、9月に千葉県で開かれる第65回「日本体力医学会」で発表する。
県内の公立中1校の協力を得て2009年度に調査した。握力測定や50メートル走など、
文部科学省の「全国体力テスト」で実施された8種目の合計点を「体力指標」に使用。
同時期の8教科(国社数理英と音楽、美術、体育)での期末成績の合計評定を「学力指標」として関連性を検討した。
統計的な調整で、保護者の職種や生徒の塾通いなどの学習状況、睡眠時間、
朝食摂取の有無など6項目は除外して分析した。その結果、体力と学力の高さについて、
女子は相関係数が中程度の関連性を示し、男子についても「女子より弱いものの、優位な関連性を確認できた」としている。
山津講師は今後、県内での協力校を増やして体力と学力の関連性をさらに追究する一方、
岡山大との共同研究で「因果関係の解明を進めたい」としている。
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