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口蹄疫問題で、種牛6頭を殺処分された高鍋町の薦田(こもだ)長久さん(72)は23日、
山田農相が種牛の血液検査を行わないなどとした回答について、「納得できない。心が伝わって
こない」と不満をあらわにした。
薦田さんは種牛の殺処分を了承した16日、山田農相あてに「なぜ血液検査を実施しないのか」
など3項目の質問状を提出していた。
山田農相は回答書で、「ほかの農家は抗体検査を実施せずに殺処分しており、薦田さんのみの
実施は困難」とした。県庁で記者会見を開いた薦田さんは「口蹄疫の広がりがほぼ収まった中、
貴重な種牛を殺処分するなら安全性を確認するのは当然」と非難した。
同席した代理人の後藤好成弁護士は「今後のことは未定」としながらも、損害賠償請求訴訟を
起こす可能性を示唆した。
▽読売新聞
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