10/07/24 15:45:45 0
-中国大使を引き受けた理由は。
世界は1極から多極の時代に移りつつある。今までのように
一つの国の専門家が外交をやればいいという時代は終わった。
あらゆる面で(諸外国と)接点を持ち、
今までのしがらみがない人を採用するのも一つの方法で、
米国と中国に接点を持つ私が指名されたのだろうと思う。
この年だから思い悩んだが、限りある余命を国にささげようと決断した。
最近、日本の政治力が低下している。リーダー(首相)が代わりすぎる。
民間でも官でも、どの世界でも信頼(関係構築)には時間がかかる。
1年や数カ月で代わってどうして信頼が得られるのか。
菅直人首相に対しては、足を引っ張り合うのではなく、みんなでもり立てて、
日本国としての信頼を得るようにしてほしい。
-東シナ海ガス田共同開発への取り組みは。中国の軍備拡張をどう考えているか。
ガス田の問題では、27日に(条約締結に向けた)局長級の協議を開く。
両国のトップが合意したことが進んでいる。それがアジアの平和と安定につながる。
中国の軍事力強化では、できるだけ透明度を高めてもらうことを
日本として要望していく必要がある。世界の平和と安定のため、
中国が大国としての言動の重みを自覚しながら行動していくと期待している。
-中国とはどういうかかわりを持ってきたか。
各地方の省長や書記は多数存じている。
中国のプロジェクトにもっと日本が協力できると思う。
経済界の方に(在北京の)日本大使館にどんどん来てもらい、
中国の経済関係の人を呼んで一緒に話をしてもらう。そういう接点を広げていく。
(>>2以降に続くです)
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