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苦難を経て地球に持ち帰った微粒子が注目される小惑星探査機「はやぶさ」。7年前の打ち上げ時、
宇宙航空研究開発機構の開発チームが、同機の「性能計算書」に井手酒造(佐賀県嬉野市)の清酒
「虎之児」のラベルをもじった表紙を使った縁で、この表紙の図柄をラベルにした「はやぶさ帰還祝酒」
を同社が発売した。
探査機の速度や軌道計算を記した性能計算書は、開発の最終段階で作られる。研究者らの間では
1966年に日本初の人工衛星を打ち上げたころから、パロディーや駄じゃれなどを表紙に盛り込む
習わしがあるという。
80年打ち上げの人工衛星「たんせい4」から酒シリーズが登場。ハレー彗星の探査機は、広島県三原市
の清酒「酔心」のラベルになぞらえて表紙に「彗心」と記載した。4基のエックス線望遠鏡を備えた「あすか」
は、バーボンウイスキー「フォアローゼズ」のラベルに似せた表紙とした。
はやぶさには、同機構の的川泰宣名誉教授が愛する詩人・種田山頭火の日記にも登場する嬉野の酒、
虎之児を“採用”。太陽系宇宙に大事に守られた虎の子の小惑星イトカワを探査するはやぶさにふさわしい
と考えた。
同社サイトなどで数量限定で販売中。価格は税込み2273円。
2010/07/23 06:02 【共同通信】
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