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【ニューヨーク=吉形祐司】国連内部監査部のトップ、
インガブリット・アーレニウス事務次長(72)(スウェーデン出身)が、
5年の任期を終えて退任するにあたり、潘基文事務総長(66)を批判する
異例の文書を本人に送りつけていたことが発覚し、物議を醸している。
米紙ワシントン・ポスト(電子版)が20日、内容を伝えた。
16日に退任したアーレニウス氏は50ページに及ぶ文書で、
「あなたの行為は嘆かわしいばかりか、真剣に非難されるべき」と
事務総長を批判し、「戦略的指針と指導力の欠如」により、国連の
地位低下を招いたと指摘。国連の透明性や説明責任の現状に苦言を呈し、
「今の国連事務局は腐敗の道をたどっている」と糾弾した。
内部監査部は国連の会計監査や不正調査を担当するが、調査部門の
責任者が4年間不在で、アーレニウス氏は、事務総長が任命を妨害
していると主張してきた。事務総長報道官は「潘事務総長はまさに、
透明性と説明責任の強化を目指して就任した。文書の内容は精査中」としている。
外交筋はロイター通信に、「(調査部門の責任者の指名を巡り)
双方は『だだっ子』のようだった」とあきれ顔で語った。
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