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★過熱する種牛騒動 東国原エエかっこし偽善ブログ
●1週間で400字原稿用紙23枚分
国と宮崎県が「特例は認めない」「いや救済だ」とスッタモンダしていた民間種牛6
頭の殺処分問題は、“場外乱闘”がますますヒートアップしている。種牛の所有者が1
6日、処分の受け入れに転じたことで一件落着かと思いきや、とんでもなかった。
腹の虫が治まらない東国原知事は、この日もマスコミの前で山田農相をネチネチと批
判。「最悪ですね。この国にはガッカリしました。とくに大臣にはガッカリしました。
どのツラを下げて来られるのか。どこまでKYなのか」と、もう言いたい放題なのであ
る。
これを聞いた山田農相もムッとして、「どういうお気持ちで、そうおっしゃったの
か」とやり返すなど、バトルは激化の一途だ。ただ、この問題をめぐっては、東国原知
事にマユをひそめる県民も多い。大ヒンシュクなのが知事のブログだ。
(中略)県政関係者が言う。
「国のやり方に意見するのはいいが、毎日のようにパソコンに向かい、何時間もかけて
日記を書くヒマはないはずです。それでなくても、知事は県外出張中に口蹄疫が再発
し、批判を浴びたばかり。今回は県も“口蹄疫隠し”の疑いが報じられる大失態があっ
た。知事はパフォーマンスはほどほどにして、どっしりと腰を据えて県政に取り組むべ
きですよ」
チャラチャラTVに出たり、国政に転じようとしたり、腰の据わらない知事が何を言
っても説得力がないのだ。
(日刊ゲンダイ2010年7月17日掲載)
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