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「生きています」－。金賢姫元北朝鮮工作員は韓国誌・月刊朝鮮（７月号）のインタビューで、
日本人拉致被害者の横田めぐみさんと田口八重子さんの安否について、こう繰り返していた。
明確な根拠は示さなかったが、２人の生存を確信しているようだったという。
同誌によると、金元工作員は２人について「北朝鮮は秘密が暴露されるのを恐れ、
死んだと言っている」と主張。日本の拉致問題への取り組みに関しては「政府と国民が
皆立ち上がり、最後まで救い出そうとしている」と評価した。
金元工作員は１９８７年の大韓航空機爆破事件で死刑判決を受けたが、９０年に特赦で釈放。
９７年に情報機関・国家安全企画部（現国家情報院）の元職員と結婚、２人の子供をもうけ、
現在は地方でひっそり暮らしている。関係者によると、子育てに専念し、暮らし向きは
楽ではないという。
北朝鮮への融和政策に転じた金大中、盧武鉉の両左派政権下では表立った活動を控えた。
しかし、昨年３月に保守系の李明博政権の下、約１２年ぶりに公の場に登場し、
田口さんの家族と釜山で面会した。金元工作員は当時、「事件は韓国政府の自作自演」
とする韓国の一部に根強い陰謀説に強く反論し、「北朝鮮のテロに間違いなく、
わたしは偽者ではない」と訴えた。
*+*+ jiji.com 2010/07/20[06:56:48] +*+*
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