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「数で言えば軍隊を持たない国は決して例外ではない」。札幌出身で東京造形大教授の
前田朗(あきら)さん(54)=刑事人権論=が、世界の「軍隊のない国」27カ国を実際に足で歩き、
その体験を全国各地で講演。国連で憲法9条の平和理念をアピールする活動にも取り組んでいる。
札幌西高在学中、自衛隊を違憲とした札幌地裁の長沼ナイキ訴訟判決に感銘を受け、志望を文学部から
中央大法学部へ変更。刑法を研究しながら平和活動にかかわってきた。
2005年春、スイスで「軍隊のない国は27カ国。数で世界の15%を占める」と聞き、各国の憲法や
安全保障を調べる旅を企画。全部の国を08年1月まで2年半かけて訪ね、平和団体やジャーナリスト、
政府関係者に会ってきた。
ひと口に「軍隊がない」といってもそれぞれの歴史的経緯は違う。軍隊が自国民を殺害したことを契機に
廃止したドミニカ。憲法に戦力不保持を明記している中米のコスタリカ。君主が廃止を決めた欧州の
リヒテンシュタインなど、憲法や制度もさまざまだった。
自国の軍隊は持たないが米軍が駐留していたアイスランドでは、訪問した06年に米軍が撤退。
「自国の軍隊だけでなく他国の軍隊も置かないことを実現した国もあるんです」
「9条を世界に浸透させることこそ日本人の使命」と国連人権理事会などでその意義を訴える一方、
国内各地で講演。「平和の理想を実現するためには具体的な行動をしていかなければ」。
16日も札幌で講演し、回数は100回を超えた。
ソース
北海道新聞 URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)
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