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みんなの党幹事長 江田けんじ
菅新首相とのこと・・・徹夜で激論したこともある 2010年6月 6日
菅直人さん。私とは因縁の仲だ。
橋本政権で厚生大臣をやっていただいたということもあるが、その時は疎遠
だった、しかし、それがきっかけでお付き合いが始まり、同郷(岡山。菅氏は
公式には山口出身となっているが本籍は岡山の私の実家の隣村)ということも
あって、節目節目に、党派が異なりながらも、お付き合いをしてきた。
ある時は、吉祥寺の自宅にまで呼び出され、はじめて会う奥様とともに徹夜
で激論を交わしたこともある。まるで全共闘時代の「糾弾会」のような「針の
むしろ」だった。私が「公務員労組依存の政党に絶対に行革はできない」と
突っぱねると、机を叩いた菅さんのこぶしが湯呑み茶碗を割り、手が血だらけ
になったこともあった。
何が悲しくて、男二人が後楽園ドームで野球観戦を3時間もしなければなら
ないのか、ということもあった。
民主党と一緒にやらないかと、これまで幾度となく誘われたが、最後に私が
断るのは常にこの「公務員労組依存の政党に絶対に行革はできない」という
理由だった。もちろん昨夏の総選挙前にも執拗に誘われた。
個人的には好きな政治家だし、親近感は渡辺喜美氏よりはある。しかし、
人間関係や好き嫌いで政治的スタンスを決めるのは、みんなの党が最も忌み
嫌うやり方である。90年代の政界再編のアンチテーゼで結党したみんなの党で
ある以上、根本的な考え方が違う民主党と我々が組むことはない。
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