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１１日投開票の参院選で、知的障害のある従業員らに特定候補への投票を働きかけたとして
栃木県警捜査２課は１３日、同県佐野市飛駒町、食用油精製会社「吉川油脂」社長、吉川勲容疑者（６６）を
公職選挙法違反（投票干渉）容疑で逮捕した。同課によると「同意を得てやった」と供述しているという。
逮捕容疑は１１日朝、同市飛駒町の投票所で、男性従業員２３人（２１～５９歳）に、
栃木選挙区の候補者名と比例代表の届け出政党名を書いたメモを渡し、
投票所内で監視しながら投票させたとしている。
同社は従業員約８０～９０人の半数が知的障害者で、
県に「障害者雇用優良事業所」として表彰されたこともある。
県警によると、２３人の多くは知的障害者で、同社敷地内の宿舎で生活。
１１日は吉川容疑者がバスを用意して投票所まで送迎したという。
【吉村周平】
毎日新聞 2010年7月13日 21時27分
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