10/07/13 16:18:18 VRwal0kW0
一般的な車両には、制動時に運転者のブレーキ操作力を軽減するためにブレーキ倍力装置が備わ
っており、この装置の機能により女性・高齢者の小さな踏力においてもブレーキがしっかり利くよ
う設計がされている。一方、このブレーキ倍力装置は、設計上、エンジンのインテークマニホール
ドからの負圧をエネルギー源としているため、フロアマットとアクセルペダルとの干渉、またはア
クセル・ブレーキ同時踏みによりアクセルとスロットルが開いたままの状態では、必要な負圧を補
充することができない構造となっている。このため、フロアマットとアクセルペダルとの干渉、ま
たはアクセル・ブレーキ同時踏み時にブレーキを連続して踏む行為(以下、ポンピングブレーキと
いう)を行うと、残存していた負圧もなくなり、負圧の補充も補えないため、ブレーキ倍力装置の
機能が低下することから、アクセルとスロットルが開いた状態を模擬してポンピングブレーキを行
った後の制動力の影響を確認した。
なお、ブレーキ倍力装置の機能が低下すると、ブレーキペダルの踏む感覚が通常時と比べ、とて
も重く(堅く)なるため、ユーザーはブレーキが利かなくなったものと誤認識してしまう場合があ
る。
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