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ダイコク電機(栢森雅勝社長)は7月8日、都内のホテルで「DK-SIS白書2009」の
発刊記者会見を開き、DK-SIS会員パーラー合算の総粗利から09年のパチンコ・パチスロ年間
総粗利が前年比1.2%減の4兆2700億円、ファン人口は同1.6%減の2871万人と推計されたことを報告した。
会見で同社DK-SISグループの飯田康晴グループ長は、総粗利が微減した点について、
「(09年の一日平均のパチンコ・パチスロ合算の台粗利)2880円という数値は昨年(2890円)と
ほとんど変わっていない。総粗利(推定値)が微減したのは全体の設置台数が昨年より
5万台ちかく減ったためで、この減台分だけ全体の粗利が減ったという図式だ」と説明した。
また飯田グループ長は、DK-SISの実データから弾かれた「時間粗利」(1時間当たりの
台当たり年間平均粗利/パチンコ・パチスロ合算)が白書発刊をはじめた03年以降で最高となる
840円(前年比10円増)を記録する一方、「稼働時間」(ファン一人あたりの一日平均遊技時間)
が過去最低の4.9時間に縮小した点に強い懸念を示し、「時間粗利はファンに対する営業の“甘辛”
を示している。基本的に稼働時間は時間粗利が増えれば(営業が辛くなれば)減少する
メカニズムになっているが、問題は1円パチンコが増えながら時間粗利が4号機時代より上昇、
過去最高になっていることだ」と指摘。その要因として4円パチンコの時間粗利の上昇を挙げた。
今回の白書では09年の1円と4円合算の
パチンコの時間粗利は前年比10円増の880円、09年のパチスロの時間粗利は同・増減なしの730円と報告している。
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