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・角川書店から発行されたライトノベル『ユヴェール学園諜報科』が、他作品からの表現の
流用が認められ、角川による発売中止と回収を受け、作者が事実上の「断筆」宣言をする
事態にまで発展した。
角川書店では今年、『俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長』というライトノベルが、アニメ化も
された電撃文庫の人気作『バカとテストと召還獣』からの盗用が発覚し、同様に絶版・回収となる
「事件」が発生している。
2006年に放映され、社会現象にまで発展した『涼宮ハルヒの憂鬱』は、角川スニーカー文庫から
発売されているライトノベルが原作だ。
それまでテレビで放映されるアニメは漫画雑誌に連載されている漫画を原作とすることが
多かったが、『ハルヒ』以降ライトノベル原作のアニメが大量に製作されることとなり、
アニメの原作となる「コンテンツ」は漫画とラノベに大きく二分されることになった。
既に2004年に、『ライトノベル完全読本』というムックが出版されるなど、ライトノベル
ブームは若年層を中心に着実に浸透していたが、その人気を決定付けたのは、『ハルヒ』
以降アニメ化作品が飛躍的に増えてからだと言って良い。
そのライトノベル界は、どうなっているのだろうか。
近年は講談社が、「講談社BOX」という新ブランドを設立し、ミステリ出身作家の西尾維新さんの
ジュブナイル小説を刊行したり、小学館が男の子向けの「ガガガ文庫」と女の子向けの
「ルルル文庫」を設立するなど、多くの出版社が競うようにライトノベルを出版している。
ある程度人気が出た作品はすぐに漫画化され、さらに人気が高まればアニメ化される。
売り上げとメディアミックス展開を徹底的に重視した戦略がとられ、一月に出版される
ライトノベルの点数が増大したことが、今回のような「盗作事件」を巻き起こす原因と
なったのかもしれない。
既にライトノベル市場は飽和状態、とする専門家の見方もある。しかし、「コンテンツ不足」の
時代もまた続いているので、すぐに状況が変わるとは考えにくい。(一部略)
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