10/07/12 13:07:01 0
・民主党が漂流を始めた。政権交代後、初の本格的な国政選挙となった第22回参院選は
11日投開票され、菅直人首相(63)率いる民主党は「消費税自爆」で改選前から10議席減の
44議席、与党過半数(122議席)を12議席も割り込む大惨敗を喫した。谷垣禎一総裁(65)
率いる自民党は51議席で改選第1党に躍進。菅首相は退陣論を封じるため早々に
「居座り続投」を宣言したが、「衆参ねじれ」を解消するための連立組み替えや、9月の代表選を
見据えた小沢一郎前幹事長(68)グループとの暗闘が待ち構える。永田町では「菅政権は
余命2カ月、60日」(民主党中堅)との見方も囁かれ始めた。
「選挙結果は目標にかなり届かなかった。この原因は、私が消費税について触れたことが、
国民の方々にやや唐突に受け止められた。選挙結果を真摯に受け止め、改めてスタート
ラインに立ち、責任ある政権運営をしていきたい」
菅首相は12日午前0時半から、都内のホテルで開いた記者会見でこう語った。開票が
始まった直後、側近議員を通じて「どんな結果になっても続投する」という意向をマスコミに
伝えていたが、あまりの惨敗ぶりに、その表情は完全に青ざめていた。
居座り続投の理屈は、「政権交代から10カ月で2度目の首相交代となれば、安倍→福田
→麻生と政権をたらい回しにした自民党以上の醜態で、世論の支持を失いかねない」
(民主党ベテラン)というものだが、今後の政権運営は難題山積だ。
非改選を合わせても民主党と国民新党などの参院与党は110議席。参院過半数を確保
するには、12議席を他党との連立などで補う必要がある。(>>2-10につづく)
URLリンク(www.zakzak.co.jp)