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現在、全就業者に占める年収が300万円以下の割合が、全体の4割を占める時代になった。中でも年収200万以下の割合が、
2008年には23.3%となった。派遣社員と言われる労働者には、それこそピンからキリまである。当初の派遣社員とは、
通訳などの特殊技能職であった。彼らはむしろ、一般的な会社員よりも高給なほどだった。
それが、2004年の派遣法改正によって、工場などの単純作業への派遣が認可されると、
これらの工場における派遣社員の数が急増したのである。工場における派遣社員は、雇用の調整弁と呼ばれて重宝された。
企業の繁忙期だけ彼らを雇用し、それが過ぎれば派遣社員は解雇されるのが通例であった。しかも彼らは低時給で働き、
不要となれば即解雇できることも企業にとっても都合が良かったのである。
これら殆どの派遣社員は年収200万円以下で喘いでいるのが現状である。仮に自給900円で契約したとしよう。
1日の日給は7200円となり、月平均20日勤務の場合の月収は僅か14万4千円に過ぎない。これで年収に換算しても、
年収は172万8千円となり200万円には届かない。しかも、給料は日給月給制となっており、
派遣先の大手企業の勤怠カレンダーと合わせる必要がある。年末年始、GW、夏季休暇と企業が休みの分、
彼ら派遣社員の収入が減るのは明らかである。おまけに不景気で残業など出来る状況ではない。
月の月収からは、社会保険料や、あるいは派遣会社で借りているアパートの賃貸料などを更に引かれるのである。
これでは派遣社員のほとんどは食べるのに精一杯で、貯蓄などできる余裕が無い。
2010年07月10日17時00分 / 提供:リアルライブ 年収200万円が壁となっている派遣社員たち
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