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★参院選最終情勢 ささやかれる「まさか」の大ドンデン返し
投票日が3日後に迫った参院選。ここへ来て、予想外の大ドンデン返しが囁かれてい
る。楽勝のはずだった人が当落線上にいたり、泡沫候補かと思われていたのに意外に健
闘していたり……。「あの人がまさか」なのである。
●さつき・ゆかりが比例上位!
昨年の衆院選で落選し、今回、鞍替え出馬した自民党の片山さつきと佐藤ゆかり。一
部マスコミが期日前投票の出口調査をしたところ、なんと自民党の比例候補で片山は3
位、佐藤は4位になったという。自民は比例で11議席は堅いとみられているから、こ
のままだとダブルで上位当選しそうだ。片山は、当初なかなか公認がもらえず、大島幹
事長に「公認してくれなきゃ、党本部で自殺する」と迫ったとか。そんなむちゃぶり
に、党幹部たちも、ほとほと手を焼いていたが、本人は至って元気。
「47の都道府県連すべてを回ったバイタリティーには脱帽」(自民党関係者)という
声も聞かれる。
一方の佐藤は、運動量はイマイチというが、宗教票を得たことが大きかった。
●岡部まりが落選危機?
ナニワのお笑い票の受け皿になるから楽勝だといわれていた民主党の岡部まり(大阪
選挙区)。ところが、各社の世論調査では大苦戦している。
「どの調査を見ても、民主は現職の尾立候補が上。改選3議席の3番目に滑り込めるか
どうかです。しかし、現在4番目の公明は、牙城の大阪で議席をなんとしても死守した
い。最後の3日間で猛烈な追い込みをかけるので、岡部さんが落選するかもしれませ
ん」(地元記者)
(続く)
(日刊ゲンダイ2010年7月8日掲載)
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