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★仰天!!群馬では「みんな」と「自民」が選挙協力
●税金のムダと天下りの温床なのに…
公務員改革や天下り批判、税金のムダ根絶を売りに、支持を訴えているみんなの党。
最近は「民主、自民に次ぐ第3極」とか「参院選後のキャスチングボート」なんて言わ
れ、渡辺喜美代表もまんざらじゃなさそうだ。しかし、一方では「まるで第2の自民党
じゃないか」の声も上がっている。発端は八ツ場ダムだ。
「みんなの党が八ツ場ダム建設推進の立場だったのは意外でした。報道関係者でも驚い
ている人は少なくありません」
(中略)
県建設業協会も選挙区の自民候補・中曽根弘文に次いで、上野を推薦している。与党
・民主党候補の富岡由紀夫は上野よりも下の扱いだ。富岡がダム反対の立場だからであ
る。実際、選挙戦でも「選挙区は中曽根、比例区は上野」と呼びかける自民党福田派が
いるなど、みんなの党と自民党は一部で二人三脚を組んでいるから驚かされるのだ。
社民党比例候補で公共事業チェック議連前事務局長の保坂展人・前衆院議員が呆れて
言う。
「みんなの党といえば、いわゆる改革が旗印で、『無駄な公共事業の横綱格』である八
ツ場ダムには当然ノーだろうと多くの有権者が推測しているのではないか。役人の天下
りや税金のムダを批判している『みんなの党』が八ツ場ダムを推進するのは不可解とし
か言いようがありません」
八ツ場ダムをめぐっては、国交官僚OBが工事受注業者に天下りし、受注業者が地元
選出の自民党国会議員に違法献金をするなど、政官業の癒着も明らかになっている。そ
んなドス黒い工事を、自民党と選挙協力までしてゴリ押ししようとするなんて、みんな
の党らしくない。(取材協力=ジャーナリスト・横田一)
(日刊ゲンダイ2010年7月8日掲載)
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