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菅直人首相は最小不幸社会の実現を掲げ、貧困や戦争をなくすことに政治が力を尽くすべきだと訴える。だが、
社会を見渡せば厳しい現実が横たわる。今なお解雇や派遣切りが後を絶たず雇用は不安定で、一度レールから
外れると貧困から立ち戻ることが難しい。ホームレスになると住民票がないため投票に行けない。
貧困や格差の解消は遠く、支援の窓口には生活にあえぐ声が殺到している。(中部 剛)
「最小不幸社会? ウソつけ!って感じですね」。神戸市長田区の男性(45)は昨秋、非正規従業員として
約10年働いたメーカーから雇用契約を打ち切られた。今年4月、やっと運送会社に就職。午後2時から翌朝まで青果を運搬した。
重さ約20キロの段ボール箱を300~400個扱う。残業代はなく、月給20万円。重労働に脚や腰が痛んだが、
痛み止めの薬を飲んで働き続けた。「妻も子もいる。やっと見つけた仕事だ」。しかし、ある朝、体が動かなくなった。
男性は仕事を辞めた。ほかの仕事を探すが、見つからない。失業給付は間もなく切れる。
「頑張っても、頑張っても報われない。オリンピック選手くらい頑張ったよ」とつぶやいた。
神戸市中央区にある近畿生活保護支援法律家ネットワークの事務局には連日、
各地の失業者や生活困窮者からの電話相談が次々寄せられる。
神戸新聞
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