10/07/10 19:06:19 GpRPCbmL0
おうごんの国ジパング伝説
201X年日本国は国名を改称した、ナマポ国である
お金はいくらでももらえるとのことである
ナマポ支給所へ並べばいくらでもナマポをもらえることになった
パン屋さんも魚屋さんも家電屋さんも農家も電気工事士も工場労働者も炭鉱夫も
ものを売らなくても、資源を採掘しなくても、作物を育てなくても
支給所へ行けば現金が手に入るので
ものを売ることはやめて直接現金を手に入れることにした
支給所へ皆が列をつくっている、1億人が並んだのである
支給所の職員も気づいてしまった、俺たちだけが働き負荷は俺たちにかかってる
俺たちも並べばもらえるのになんで働いているんだろう?とそして列に加わった
行列は進まなくなり
元職員も含む皆がなぜくれないのか?とクレームをいっている
一億人は支給所の前で待ち続け餓死してしまったとさ
一方その頃
運良くナマポを手に入れることができた人はというと・・・
まず食べ物を食べようと飲食店に入った
飲食店は営業していなかった
仕方がないので最新家電を買いたいと思い家電屋にいってみた
家電屋もやっていなかった
そう店員達は支給所へ並んでいたのである
お金を手に入れることができたのだが
ものを手に入れるコストは無限に高くなってしまっていたのだった・・・
そしてうろうろしているうちにナマポを手に入れたものも死に絶えた
結局手に入れた3トントラックに積んだお金だけが残った
これは後に追う金(おうごん)の国ジパング伝説となるのである
おしまい