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★2010参院選ちば<これが言いたい!!> 思いやり欠く『後期』医療制度
◆松戸市の常盤平団地地区社会福祉協議会長 大嶋 愛子(おおしま あいこ)さん(78)
なぜ七十五歳以上を「後期高齢者」として区切り、後期高齢者医療制度を導入したのか。
この制度は年齢による「医療差別」と言わざるを得ない。入院が長期化すると別の病院に
転院させられたとか、医療や健康診断の内容が粗雑になったという話を聞くし、私も実感している。
制度の導入は医療費の抑制が目的で、思いやりに欠けた高齢者切り捨ての医療制度だと思う。
「国は高齢者に長生きするな、健康になるなと考えているのではないか」
「年寄りを国がいじめている」と言う人もいる。
民主党政権になり、この制度は廃止するだろうと期待したが、まだ廃止されていない。
高齢の単身世帯や夫婦だけの世帯が、自分の家にいるような生活ができる施設がほしい。
わずかな年金の人でも利用でき、病気になったら足腰の弱った高齢者本人が病院に行くのではなく、
医師が往診してくれるようなシステムも必要。
常盤平団地では、自治会と地区社会福祉協議会が孤独死の防止策に取り組んでいる。
単身世帯の異変を早期に発見できるような地域の見守り活動が大切だが、
住人の年齢や世帯の人数が分からないと手を差し伸ばすことができない。
役所は守秘義務があるから教えられないと言うだけ。こうした地域活動を行政が支援する制度などを望んでいる。
消費税率アップは反対。年金の金額はそのままで税率が上がったら、
年金生活者はたまったものではない。戦後の大変な時期を乗り越え、
今の日本を築いてきた高齢者らが「日本に生まれて良かった」と思える高齢者政策を願っている。 (川田栄)
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