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共同通信社は4~6日の3日間、全国の有権者約4万4千人を対象に電話世論調査を行い、
取材も加味し第22回参院選(7月11日投開票)の終盤情勢を探った。
民主党は50議席台に届かない可能性があり、国民新党、与党系無所属を加えた与党は
非改選66議席と合わせ過半数122に必要な56議席の獲得は厳しい状況となっている。
自民党は序盤から引き続き堅調で、46議席前後を確保しそう。第三極のみんなの党は
改選議席ゼロから9議席程度に伸びる勢いだ。
国民新党は比例代表で1議席確保できるかが焦点。公明党は10、社民党は2議席が視野に入ったが、
それぞれ改選議席確保にはあと1議席届いていない。共産党は改選4議席を獲得しそうだ。
調査時点で約4割の有権者が投票態度を決めておらず最終盤で情勢が変化することもあり得る。
参院は定数242で3年ごとに半数121(選挙区73、比例代表48)が改選される。
選挙区選挙では自民党が民主党を上回る可能性も出てきた。全国29の1人区のうち27選挙区では
民主党と自民党が対決。うち民主党は岩手、山梨、三重、滋賀、奈良、岡山、大分で優位。
自民党は群馬、山口、佐賀、宮崎で優勢となっている。このほかは競り合い、特に青森、山形、福井、
鳥取、愛媛、鹿児島で大接戦を繰り広げている。
12の2人区のほとんどは民主、自民両党が1議席ずつ分け合う状況。5ある3人区と、5人区の東京では
2人擁立戦術を取った民主党と、自民党との戦いを軸に公明党、みんなの党、共産党も絡み激戦となっている。
比例代表では、民主党は16議席、自民党は12議席程度をそれぞれ獲得する見通し。
みんなの党は比例代表で7議席前後を得そうだ。選挙区では愛知で当選圏内にあり、東京、神奈川、
静岡などでも議席をうかがう。たちあがれ日本は比例で1議席程度の情勢。新党改革は比例で議席に
手が届くかぎりぎりだ。
公明党は選挙区に立てた3人がいずれも当選圏内か可能圏にあり比例代表は7議席程度となりそうだ。
共産党は比例3議席のほか東京選挙区でも議席をうかがう。社民党は比例で2議席を得そうだが選挙区の
議席獲得は見えていない。
ソース URLリンク(www.chugoku-np.co.jp)