10/07/05 21:01:34 /fBQQOU60
はやぶさに粘着式の採取機構が採用されなかったのは、計画当時小惑星の表面がどうなってるか
よく分かっていなかったからで、そういう前提ならはやぶさ方式が一番合理的だった。
今は小惑星の表面がどうなってるかよく知られているので(これも、はやぶさ含め小惑星探査の成果)、
トリモチで砂を絡め取る方式は真剣に議論されてる。
まあ、ガムテはともかく、トリモチ方式の可能性を素人なりに考えるなら
・明らかに天然には存在し得ない(シリコーンとか)熱可塑性樹脂を金属箔で覆い、ヒーターに貼りつけて持って行く。
・目的天体についたら、ヒーターを作動させ、樹脂を糊状にする。
・タッチダウンしたときの圧力で金属箔を破り、粘着剤を漏出させることで小惑星表面のサンプルを絡め取る。
・装置全体をコンテナに収め、蓋をして地球に持ち帰る。
みたいな感じかな。はやぶさ2にはトリモチ方式の採取機構も搭載するらしいし、
きっと専門家は素人考えの機構よりもスマートな方法を思いつくだろう。