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はやぶさ 容器に微粒子を確認
7月5日 6時2分
地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルに、小さな微粒子が入ってい
ることが顕微鏡による観察で確認されました。宇宙航空研究開発機構は、打ち上げ
前の段階でカプセルに地球上の微粒子が混入した可能性が高いとみており、微粒子
が小惑星「イトカワ」の物質かどうか、詳しい分析を進めることにしています。
はやぶさのカプセルは、相模原市の専用の施設に持ち込まれ、小惑星「イトカワ」
の物質が入っていないか確認する作業が進められています。これまでの調査で、カ
プセルの内部には、ごく微量のガスが入っていたことがわかっていて、さらに、容
器の中を顕微鏡で観察したところ、直径1ミリメートル以下の小さな微粒子が容器
の壁に付着していることが新たに確認されました。宇宙航空研究開発機構によりま
すと、探査機を打ち上げる前のカプセルの保管状況などから、カプセルの中には数
百から1万個の地球上の微粒子が混入した可能性が高いということです。このた
め、今後、微粒子を容器の中から取り出して、イトカワの物質が含まれていないか
どうか詳しい分析を進めるということで、分析結果が出るのは8月以降になる見通
しです。小惑星は太陽系の誕生当時の姿をとどめるとされ、イトカワの物質が回収
されれば世界初の快挙で、太陽系の惑星がどのように生まれ、どう進化してきたの
か、貴重な情報が得られると期待されています。