10/07/05 04:53:16 nEsPoXOv0
133 :名無しさん@十周年:2010/06/13(月) 22:07:41.28 ID:080QTVtJ0
本当に経費のムダとしか言いようが無い
いちいち地球にゴミ同然のサンプルなぞ持ち帰らずとも
アメリカ、ロシア、ヨーロッパの宇宙探査機には
CCD撮影カメラ、可視光線・赤外線マッピング分光計、
紫外線撮像カメラ、電波・プラズマ波測定器、プラズマ分光計、
イオン・中立質量分光計、磁力計、宇宙塵分析器など
数々の計測器が搭載されていて、
調査対象に接近したらその場であらゆる分析にかける事ができる。
そしてすぐにデータを送信して結果を知ることができる。
それによってサンプル分析のためにワザワザ5年もの膨大な時間と労力をかけ、
ブツを地球に持ち帰るというあほらしいほどのムダの極みを全部省けるわけだ。
ちなみにロシアが1988年に打ち上げたフォボス2号は
火星の衛星フォボスにレーザーを照射して表面を揮発させ、
そこからある程度の深さまで成分分析を行った。
(ちなみに分析結果によると、フォボスの表層成分は
石油やアミノ酸を主体とした炭素系コンドライト。
これはアステロイドベルトの小惑星群表層の分析結果と同一組成であることから、
フォボス自体が火星の重力圏に囚われた、アステロイドベルトと起源を同一にする
かつて存在していた惑星の破片だった事を意味している)
対するはやぶさは岩盤成分を調べるどころか、
イトカワ表層に堆積したゴミをごく微量採取しただけ。
しかもそれが経費に見合うほどの貴重な獲得物だとは限らない。
というのも常に宇宙空間からは宇宙塵というものが降り注いでいて、
それが小惑星表面に付着しているからだ。
(地球にも月面にも同様に降り注いでおり、古い天体ほど厚く堆積している)
要ははやぶさが採取してきたダストが小惑星の成分であるとは限らず、
珍しくも何ともない単なる宇宙塵である可能性もあるワケだ。