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★「教師の事情聴取で解離性障害」 唐津市を賠償提訴
佐賀県唐津市内の中学校で２００７年、教師から同級生に対するいたずらを疑われ、
脅迫的な事情聴取を受けたことで解離性障害などを患ったとして、当時３年生だった
同市在住の女性（１７）と両親が、市に慰謝料など約６２００万円の損害賠償を
求めて佐賀地裁に提訴していたことが２日、分かった。提訴は５月２４日付。
訴状によると、０７年５月２９日、３年生女子の上靴がカッターで切られるいたずらが発生。
学年主任ら教師２人が、原告を含む３人の同級生を疑い、２日間にわたり断続的に問いただした。
原告はいたずらを否定したが、聴取が計約６時間半の長時間におよび、「警察呼んで指紋とってもらうか」
「おまえが一番あやしか」などと脅迫的口調で尋問されたことに恐怖心を抱き、いたずらを認めて
被害女子に謝罪した、としている。
原告は直後から不登校に陥り、情緒不安定や抑うつなどの症状を訴え、０８年に感情や意識を
制御できなくなる解離性障害などと診断された。現在も症状が治まらず、自宅に引きこもった
状態が続いており、「無実を主張しても聞き入れてもらえず、執拗（しつよう）な取り調べに
よって与えられた恐怖心が原因で病気を患った」として、管理責任者の市に損害賠償を求めている。
唐津市教委は「当時、（教師の指導に）一部行き過ぎがあったことは確認している。
訴訟については訴状を精査中でコメントは差し控えたい」としている。
＝2010/07 /03付 西日本新聞朝刊＝
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※他ソース
教諭の調査で解離性障害に 女性が市を提訴
URLﾘﾝｸ(www.saga-s.co.jp)