10/07/03 22:31:33 0
>>1より
厚生労働省によると、終戦時に旧満州に置き去りにされた孤児は、72年の日中国交正常化以降、2007年までに
約2500人が永住帰国したが、日本語が話せないため仕事に就けないまま、地域から孤立しているのが現状という。
伊勢市朝熊町の雛倉桂子さん(63)は、3年前から残留孤児の自立を支援する中で、経済的な理由で墓参りができないことを知った。
昨年2月、伊勢日中友好協会女性部のメンバーらに呼びかけて「中国残留孤児墓参支援の会」を結成し、
バザーなどで募金を呼びかけたところ、北村さんと蝉平さん夫婦、松阪市内の残留孤児の夫婦の3組6人分の
渡航費約90万円が集まった。
北村さんは「両親の墓参りができると思っていなかったのでうれしい。世話になった養父母の家族や親類といろんな話をしたい」。
蝉平さんは「親切にしてもらった友好協会の人やカンパをしてくれた人たちに感謝しています」と話す。
6人には、支援者ら17人が同行。ハルビンで墓参りをしたあと、養育してくれた養父母ゆかりの人たち約25人との交流会があり、
感謝の気持ちを伝える。一行は3泊4日の日程で帰国するが、北村さんら孤児は1カ月ほど中国に滞在する予定だ。(終わり)