10/07/04 05:07:54 iAaYc65j0
>>889
>派遣先の契約が切られのは可哀想だか、なぜ派遣先に文句を言うの、この一点だけで擁護はできない。
労働の受益者である派遣先が、本来労働者の雇用主および使用者としての責任を負うべきである。
ところが、派遣制度では、派遣先と派遣労働者との間には何の契約関係もない。
それをいいことに、雇用主としての責任を放棄してしまっているのである。
金で雇用主としての責任を回避し、指揮命令権だけを購入するあり方は、明らかに人権無視の不当な行為である。
「派遣制度は、差別制度です。」
1.労働契約とは、自由と平等を保障されている人間が、他者の指揮命令に服従することを約束することである。
2.労働者の使用者への従属関係を正当化するためには、人たるに値する生活が可能な労働条件を確保する必要がある。
3.使用者に労働者の権利を守らせるためには、労務の受益者である使用者の直接雇用でなければならない。
4.他人の労働に介して利益を得る中間搾取は、自由と平等が保障されるべき人間を他者の指揮命令に服従させることによって
利益を得ることと同じである。自由と平等を制限する事により利益を得るのが中間搾取の本質である。
5.また、労働力だけ売る派遣は、労働と人格を分離することであり労働疎外を生み、労働の非人間化を助長し、人心が荒廃する。