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◇女児への性的暴行罪など
小学生女児への性的暴行罪などに問われた飯塚市上三緒、無職、平川岳史被告（４５）の公判が３０日、地裁飯塚支部（川久保政徳裁判長）であり、
検察側は「被害者の人格を無視した自己中心的な犯行で刑事責任は重大」として懲役８年を求刑した。判決は８月５日。
起訴状などによると、平川被告は昨年２月１日、県内のホテルに当時１０歳の女児を連れ込み、性的暴行を加えた。
また、昨年１１～１２月、県内の小学校に侵入し、教室で女児計３人を裸にさせて写真を撮影したりわいせつな行為をさせたりした。
平川被告は優しい口調で女児らに話しかけ警戒を解いていた。性的暴行を加えた女児には低学年のころからわいせつ行為を繰り返しており、
被告人質問で「（女児とは）恋人のような関係だと思っていた」と述べた。逮捕され警察の取り調べを受けて初めて、
性欲を満足させるために女児を利用していたことに気づいたという。
検察側は論告で「児童の判断能力の乏しさにつけ込んで犯行に及んだ。６～７年の間に女児２０人にわいせつな行為をしており、
常習性は明らか」と指摘。弁護側は「暴力や脅迫といった手段は使っておらず、くむべき事情がある」と寛大な判決を求めた。【伊藤奈々恵】
〔筑豊版〕福岡・小学生性的暴行：被告に懲役８年求刑－－地裁飯塚 ／福岡
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