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★時効後「自分が刺した」 指紋一致男 犯行認める 西成の看護師殺人未遂事件
・大阪市西成区で平成7年に看護師の林裕子さん(49)が刃物で刺された殺人未遂事件で、
現場の遺留指紋が一致したものの、行方不明だった男が6月下旬、東京都内で見つかり、
大阪府警の任意の事情聴取に「自分が刺した」と犯行を認めたことが30日、捜査関係者への
取材で分かった。事件は今年1月に15年の公訴時効が成立。府警は、海外逃亡の有無などを
調べ、時効が成立しているかを慎重に確認したうえで、書類送検する方針。時効成立後に
犯人が特定されても処罰はされない。
捜査関係者によると、6月下旬、男が東京都内でけんかをしたことがきっかけになり、
警視庁が所在を確認。府警が捜査員を派遣して任意で事情を聴いたところ「自分が林さんを
刺した」と認めた。林さんが当時、勤めていた医療機関を逆恨みしていたことを動機に
あげたという。男は時効成立時、59歳だった。
事件は平成7年1月25日午後5時10分ごろ、大阪市西成区萩之茶屋のJR新今宮駅前の
路上で発生。近くの大阪社会医療センターの看護師だった林さんが帰宅しようとしたところ、
突然背後から、男に花束でたたかれ、包丁で腰などを刺された。林さんは一時意識不明となり、
一命は取り留めたが、今でも重い後遺症を抱え、車いす生活を余儀なくされている。
捜査関係者によると、男は林さんを刺した際に「診療に文句があるんや」と話し、後日、
センターに「本当は医者を狙った」という内容の電話があった。
府警は医師と患者の間にトラブルがあったとみて捜査。時効が約5カ月後に迫った21年8月、
悲鳴を聞いた通行人が逃走する男の後ろ姿を撮影した写真を公開、情報提供を求めた。
さらに最新のシステムで遺留品などを再鑑定したところ、今年1月25日の時効成立直前に、
花束の包装紙に付いていた不完全な指紋が、数年前に別の事件で府警が逮捕した男の
指紋と一致することが分かった。(抜粋)
URLリンク(sankei.jp.msn.com)
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