10/06/30 17:50:19 0
女性問題の論客として知られる田嶋陽子氏は、「男性差別」をどう捉えるのか?
恐れながら、コメントをいただいた!
--現在の男女共同参画社会の実現度についてどう思われますか?
世の男性からは、「女性優遇は逆差別だ」と反論が出ていますが……。
男女共同参画において日本は先進国のなかでも、きわめてレベルが低い。その象徴が
「子ども手当」。例えばフランスの「家族手当」(※子ども手当に該当)は
母親の雇用と待機児童問題を優先的に取り組んだうえで支給されている。
日本は、女性の全世代総平均収入が男性の約50%(平成20年度国税庁調査より)であるという
男女間格差が解決されていないので、ただのバラ撒きと化しています。女性の雇用安定が先決であるべきでしょう。
父子家庭への児童扶養手当がなかった問題も、「男性は職がある」という考えが前提になっているが、現状は違う
このように男女共同参画に対する思想がいまだ旧時代的で、かつ実施基準が曖昧。
ゆえに、そのしわ寄せを受けた男性が自分より弱い存在、つまり女性に不満を抱いて叩く、
という現象が誘発されてしまっているんです。
--しかし、部分的には男性に不利な状況があるようです。例えば雇用において、事務職の女性優先雇用、
要職への女性優先登用があるなど。
優秀な女性たちが、企業や国の男社会に冷遇されてきた歴史のほうが長い。男女バランスが適正になるまではクオータ制を適用し、
女に法的なゲタをはかせることも必要。そうすれば、早く男女平等が実現します。ノルウエーでは近年、
民間企業も取締役の4割を女性にと定め、違反した企業には厳しい罰則もある。
日本では国や地方公共団体でさえそれができていない。日本の企業も社員に理解を求めて積極的にそれをすべき。
そして男は重労働、女は事務職という風潮は、古い男女教育の延長線上にできたと考えられます。
一般的に、男の子はヤンチャをしてもいいが、女の子はお転婆をするなとしつけられる。そういう教育をやめるべきです。
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