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マスコミによるW杯の報道に対して不快感を示している人は少なくない。
日本を代表するゲームメーカーのスクウェア・エニックス代表取締役社長の和田洋一氏も、
W杯報道に批判的な印象を持っている人物のひとり。和田社長はTBS『みのもんたの朝ズバッ!』
の番組内で番組記者が駒野選手の母親にインタビューをし、「皆さんに申し訳ない」という言葉を
出させたことに対し、「最低ですね。最低」と不快感をあらわにしているのだ。
駒野選手はPK戦にて、唯一、シュートをはずしてしまった選手。つまり駒野選手がシュートを
はずしたことにより、日本が敗退することになったわけだが、サッカーはチーム全員の力が集約されて、
その結果、勝敗が決まるスポーツだ。駒野選手がシュートをはずしたのは事実かもしれないが、
その責任は誰にもない。あえて原因を探るならば、日本代表チーム全体の能力の問題であり、
少なくとも駒野選手に責任はひとつもない。
そんな駒野選手に対して焦点を当てたTBS記者は駒野選手の母親にインタビューをし、
「皆さんに申し訳ない」という言葉を出させたのだから、批判が殺到してもおかしくない。
コミュニケーションサービス『Twitter』(ツイッター)でもTBSを批判する声が書き込まれており、
今回の和田社長の発言も『Twitter』でされたもの。
一般ユーザーが「朝ズバっ! で駒野選手のお母さんにインタビューして「皆さんに申し訳ない」
と言う言葉を引き出し放映したのは、いかがなものかと思う」と発言をしたところ、それに対して
和田社長が「最低ですね。最低。なぜ労わない。マスコミの質は我々の責任と言われますが、
本当に気をつけなければいけませんね」と返答したのである。
TBSは駒野選手の母親にインタビューをし、何を言わせたかったのか? たとえ日本国民が
「駒野選手に責任はない」と思っていたとしても、駒野選手やその家族が責任を感じてしまうのは至極当然のことで、
母親にインタビューをしたところで謝りの言葉が出るのは容易に予想できること。
視聴者が「TBSは謝りの言葉を得るために取材した」と感じてもおかしくない流れである。
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