10/06/27 02:14:15 trcLbtI30
「部落差別問題」と「朝鮮人問題」を同列にして論じている場合は、注意が必要だ。
「部落差別の撤廃」という本来の目的とは別の目的で論じられているからだ。
作家の井沢元彦が著した「穢れと茶碗」本で、部落差別は日本人の宗教的感覚が生んだ
根拠なき差別だと証明されている。確かにそのとおりだと思う。
しかし、だからと言って「被差別」を声高に叫び、通常一般に認められた権利をはるか
に超えた特権を得たり、義務を免除されたりすることは、他の一般的日本人を逆に差別
することになり、「差別の撤廃」という本来の目標に真っ向から反する「新たな差別」
を自らが作り出していることに他ならない。まったくもってバカな行為だ。
こんなバカな行為が現実に起こった理由は、ただ単に「部落解放同盟がアホ」だという
単純な理由だけではない。こんなバカな行為が起こった理由は、戦後の差別解消運動が
「味噌も糞も一緒にした反体制運動=社会主義・共産主義革命への利用」であったから
である。部落解放、核兵器廃絶、平和追求、人権尊重などの、誰もが実現に反対しない
目標を利用し、社会情勢を不安化する道具とされてきたのだ。
社会情勢の不安化で、自由主義政権への支持を喪失させることを目標にしていたので、
被差別者に特権を与え一般国民を虐げるという本来の姿とはかけ離れた展開となったの
である。日本国民一般よりも、外国人である在日韓国・朝鮮人に特権を与えるのも同じ
構造である。外国人と自国民を区別するのは当たり前のことで、根拠がない差別である
部落差別とは別ものだが、それを混同したやり方も、差別撤廃という本来の目的とは別
の目的である「一般国民の不満醸成」に利用したいからである。
奈良市の公務員が、部落解放同盟の幹部であることを利用し、仮病で5年9ヶ月もの間
休み続け、その間に2千数百万円もの給与を税金から搾取していた。なんということか。
部落特権とはバカサヨクの歪んだ政治運動が生んだ悲劇なのである。