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★福島刑務所受刑者に性的行為強要 元看守部長に懲役３年
福島刑務所（福島市）の男性受刑者に性的行為を強要したとして、特別公務員暴行陵虐罪に
問われた元看守部長平井富美雄被告（６１）＝同市飯坂町平野＝の判決公判で、福島地裁は
２１日、「刑務官の職務の適正さに対する国民の信頼を裏切った」として懲役３年（求刑
懲役４年）を言い渡した。
弁護側は「受刑者の誘いだった」と無罪を主張したが、加藤亮裁判長は「受刑者の同意の有無や、
実際に肉体的、精神的苦痛を与えたかどうかは、罪の成立に影響を及ぼさない」と退けた。
その上で「被告が主体的に性的行為を求めた」と認定。「撮影するためにデジタルカメラを
持ち込んだり、ほかの刑務官に勤務の交代を持ち掛けて行為を繰り返したり、犯行は巧妙
かつ大胆で悪質」と指摘した。
平井被告の弁護人は「有罪となって残念。控訴するかどうかは被告や家族と話し合いたい」と語った。
判決によると、平井被告は昨年４～１０月に計３回、刑務所内の男性受刑者の個室で性的行為を強要した。
ソース：河北新報
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