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浜松市北区の浜名湖で愛知県豊橋市立章南中学校の1年生ら20人乗りの手こぎボートが転覆し、
西野花菜(かな)さん(12)が死亡した事故で、ボートをえい航していた「静岡県立三ヶ日青年の家」の
檀野清司所長(52)は19日、読売新聞の取材に救出時の様子を生々しく証言した。
檀野所長は転覆したボートの下に潜って生徒3人を助け出したが、「(同じ場所で発見された)西野さんの
姿は確認できなかった」とうなだれた。
転覆したのは18日午後3時半頃。モーターボートを運転していた所長が、同乗する職員の「船が倒れる」
という声で振り向くと、えい航中のボートが転覆して船底を上に向け、救命胴衣を着けた生徒らが湖面に
浮かんでいた。
所長ら2人は、生徒を1人ずつロープでモーターボートに引き揚げ、10人ほどを収容。「全員乗せると
定員オーバーになる」と考えた所長は、操縦を職員に託して岸に戻るよう指示。自らは湖に飛び込んで
転覆したボートまで泳ぎ、ボートにしがみつく生徒たちに「船底をまたいで待機するように」と指示した。
その際、生徒から「(ボートの)中にまだ友達がいる」と聞いたため、所長がボートの下に潜り込むと、
3人の生徒がいた。「船内に空気だまりはあったが、波の上下が激しく、確実に呼吸できる状況で
なかったので、1人ずつ3往復して救出した」という。
救出後、生徒から「西野さんが見当たらない」と聞いたが、「潜って確認できたのは3人だけ。西野さんの
行方をさらに確認することは体力的にもできなかった」と話した。
2以降に続く
ソース
読売新聞 URLリンク(www.yomiuri.co.jp)