10/06/20 08:03:06 0 BE:411505643-PLT(12556)
一筋の輝きがオーストラリア南部ウーメラ付近の西の夜空にオレンジ色の光跡を描いた。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の小惑星探査機「はやぶさ」の最後の雄姿。
そのきらめきには、約60億キロ、7年間に及ぶ、世界初の快挙となる《宇宙の旅》の
すべてが集約されていた。
地球から約3億キロ離れた小惑星「イトカワ」に着陸し、土壌サンプルの採取に
挑んだはやぶさ。途中、姿勢制御装置の故障や化学エンジンの燃料漏れなどトラブルが
相次ぎ、予定から3年遅れの地球帰還となった今月13日、ちょうど朝刊編集を担当した。
土壌サンプルが入っている可能性がある耐熱カプセルの分離→
大気圏突入→カプセル着地-日本時間午後7時50分すぎから同11時すぎまでの
3時間余り。はやぶさの帰還が確認され、JAXAが公開した2枚の写真に、
感動のロマンが広がった。
その1枚は、はやぶさが大気圏突入の直前に撮影した、太陽に照らされて輝く地球の画像だ。
大阪本社発行版の朝刊では2面に使った。5、6枚撮影し、ほとんどが真っ黒な画面だったが、
時間ぎりぎりの最後の1枚に奇跡的に地球の姿が写っていたという。
(中略)
今回のはやぶさの帰還を受け、菅直人首相をはじめ、関係閣僚からは開発予算の拡充に
前向きな発言が相次いでいるが、民主党政権は、世界に誇る日本の技術力を本当に
評価しているのだろうか。子ども手当に代表される目先の《バラマキ政策》を
見ている限り、疑問に感じるのは私だけだろうか。
*+*+ 産経ニュース 2010/06/20[08:03:05] +*+*
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