10/06/21 17:05:40 VCKBnx2rP
転覆した船をアップで見たけど、
この船は手こぎで動いている限りは、あの程度の波風では転覆しないよ。
転覆の原因は間違いなく曳航の失敗。
このクラスの曳航ではロープが使われるが、20人乗ったこの船を曳航した場合、
急加速は物理的に無理。ロープが切れてしまうから。
従って嫌でも徐々に加速するしかない。
曳航するときに一番危険なのは スロットルを緩めてロープがたるんだとき。
加速中と一定速度の時は安定している。
しかし、加速中から定速に移ろうとする時と、定速から減速しようとした時が、一番危険なとき。
あと、波のある時には、ロープが張りすぎず 且つ たるまないように 微妙なスロットルのコントロールが要求される。
つまり、曳航を開始して充分な速度に達したために、定速に移ろうとスロットルを緩めた時に
急にそれを行なったためにロープが緩んで、そこに運の悪い波がきて バランスを崩して転覆したと考えるのが自然。
本来、加速から定速へ移行するときは、とてもデリケートなスロットルの操作をしなければならない。
あと、この船は手こぎポートだから 水抜き穴が船体の中央の側面にあるだけだな。
モーターボートの場合は、中央と一番後方にも水抜き穴がある。
スピードが出ると船は船首が持ち上がり、前方から後方に対して坂になる。
そのため、水は後方に溜まるので モーターボートには、一番後方にも水抜き穴があるのだ。
しかし、この船は手こぎポートだから それが想定されていない。
つまり、この船は構造上 曳航するときに 速度を出してはいけない船なのだ。
結論としては、転覆の直接的な原因は曳航の失敗だ。
学校より、青年の家や運営をしていた小学館を避難すべきだろ。