10/06/19 09:15:49 0
医師不足が深刻さを増す中、文部科学省は18日、養成する医師の数を増やすため、8
0年以降認めていない医学部新設の容認に向け、本格的に検討する方針を決めた。
現行の文科省告示は、医学部の新設を審査しないとしており、約30年ぶりの方針転換。
政務三役が、共同通信の取材に「新設は極力抑えたいが、医療需要が逼迫している
地域では解除することが必要だ」と強調した。対象地域は厚生労働省が現在進めている
医療需要調査の結果を参考に検討する。
医学部新設には数百億円規模の資金や医療従事者の確保が必要で、新規参入のハードルは
高いが、複数の私立大で申請を目指す動きが出ている。
ただ、法科大学院のような乱立を避けるため、
文科省は新設校候補として(1)既に看護や薬学などの学部がある
(2)医療系の基礎科目の教員がいる(3)実習先として地域の病院が
活用可能―などの条件を想定。検討の場で是非を論議する。
文科省によると、医学部新設の認可は79年の琉球大が最後。
しかしその後、医師不足が深刻化し、08年度から医学部の定員増に転換。
本年度入学分は過去最多の8846人を認めたが、教育の質確保の点から
これ以上の増員を懸念する大学関係者の声も出ていた。
URLリンク(www.47news.jp)