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奈良市の平城宮跡で、奈良時代の官庁があったとされる「東方官衙(かんが)地区」でトイレなどとみられる穴が6基見つかり、
堆積(たいせき)物から当時の人が牛や豚を食べていたことが、奈良文化財研究所の調査でわかった。
肉食は文献や木簡で知られるが、それを裏づける史料が平城宮跡で出土したのは初めて。
同研究所は「当時、何度も肉食禁止令が出されていたが、役人らが隠れて肉を食べていたのに違いない」としている。
穴は平城宮の警備を担当した役所「衛府(えふ)」の近くにあり、深さは最大約70センチ。
ウリなどの種や果実とともに、牛や豚に含まれる寄生虫の卵が検出された。
奈良時代は仏教が盛んで、殺生や肉食を禁じる命令が出されたが、荷札木簡には「イノシシ肉」を示すものも残る。
肉食の痕跡は福岡市の迎賓館・鴻臚館(こうろかん)跡などで見つかっている。
(2010年6月18日16時44分 読売新聞)天平役人が禁断の肉食…平城宮トイレ穴出土
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
平城宮跡で出土したトイレなどとみられる穴=奈良文化財研究所提供
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