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地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」のカプセルが18日未明、開封・分析施設のある
相模原市の宇宙航空研究開発機構相模原キャンパスに到着した。
7年ぶりにカプセルと対面したプロジェクトマネジャーの川口淳一郎宇宙機構教授によると、
カプセルは大気圏突入時の熱の影響も軽微で、外観は組み立てられた当時のまま。
内側には、組み立てに当たった約20人の名前を印刷した名刺大のカードが、テープで
張られた当時の状態で残っていたという。
記者会見した川口教授は「ぼろぼろになって帰ると思っていたが、新生児のままという感じ。
タイムカプセルのようで、驚きです。はやぶさにご苦労さんと言いたい」と話した。
17日深夜にオーストラリアから羽田空港に到着したカプセルは、箱詰めのままトラックに
移され、午前2時前、同キャンパスに着いた。担当者が施設に搬入後、保護のために
覆っていた風船からカプセルを取り出した。
宇宙機構は近くカプセルの中にある直径約6センチ、高さ7センチの円筒形の収納容器を
エックス線で検査し、予定通りの方法で開封できるかを検討。施設で容器を開封し、
小惑星「イトカワ」の砂が入っているかどうかを確認する。
川口教授は「応援してくれた人たちに見てもらいたい」として、分析にかかる収納容器を除く
耐熱構造の外殻やパラシュートなどを、夏休みにも公開したいとしている。
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