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逮捕の宝塚市議 政務調査費でガソリン代請求
約６年前から運転免許証を失効し、無免許運転の疑いで現行犯逮捕された宝塚市議の
近石武夫容疑者（６４）＝同市中山五月台＝が、２００８年度に政務調査費として
ガソリン代を請求し、約７万円を受け取っていたことが１６日、分かった。
公開されている同年度の政務調査費内訳によると、近石容疑者はガソリン代の領収書を
毎月３～１０回分提出。年間合計は１４万３１５０円に上り、規定で半額が支払われていた。
阪神高速の通行料や、一時駐車場の利用料も請求していた。
「市民グループ見張り番宝塚」の兼子忠泰代表世話人は１６日、市会事務局に近石容疑者の
ガソリン代の請求状況を調べるよう申し入れたといい「ガソリン代を日常的に請求していたなら、
無免許運転は常習だったはず。しかるべき処分をするよう、市会に訴えたい」と話している。
宝塚市会では政務調査費は会派を通して支給されている。近石容疑者が所属する会派
「市民ネット宝塚」代表の北野聡子市議は「状況の確認中で、現時点ではガソリン代の返還を
求めるかどうかは判断できない」としている。
（上杉順子）
神戸新聞(2010/06/17 07:00)
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