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★否決の漫画児童ポルノ条例案 9月再提出明言 都議会閉会で石原知事
・「何回でも提出してやる-」。東京都の平成22年度一般会計補正予算案などを審議した
都議会定例会が16日、閉会した。注目を集めた子供を性的対象にする漫画などの規制を
目指す都青少年健全育成条例の改正案が、最大会派の民主などの反対多数で否決された。
石原慎太郎知事は閉会後、報道陣に改正案を「もう1回出す」と述べ、次回の9月議会に
再提出する方針を示した。
石原知事は民主に対し、「反対のための反対で都民が迷惑。ばかなことをやっている。
抽象論ではなく具体的な対案を出すべきだ。(出さないのなら)『現状を認める』と都民の前で
言えばいい」と批判。
その上で、改正案について「目的は間違っていない。何回でも繰り返してやる」と述べた。
石原知事は閉会後、各会派の控室を回った。民主の控室で石原知事は「日本語の解読能力が
ないな、君らは」とチクリ。大沢昇幹事長は「自分だってそうじゃないか。言われたくないよ」と
言い返していた。
民主幹部は「改正案が再提出された際の可否はその内容による。問題点はこれまでの質疑で
明らかだ」とし、「今後、民主から案を出す可能性もある。試案はあるが、提出するには
練り直しが必要」と述べた。また、都側に対し「改正案を規制対象ごとに分けて提出するなどして
審議するのも一つの手だ」と注文した。
改正案に反対した共産幹部は「出版社などとの合意もないまま再提出しても結果は同じ」とした。
一方、改正案に賛成した自民幹部は、再提出の時期について「9月議会より12月議会の
方がよい」と性急な対応は逆効果との認識を示した。「民主が冷静に議論するにはある程度の
冷却期間が必要」と述べた。
公明幹部は「民主は勘違いしている。もっと冷静で客観的な判断をしてもらいたい」とした。(一部略)
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