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○英金融サービス庁を解体へ=監督権限、中銀に集約
英国のオズボーン財務相は16日夜、ロンドン市内で演説し、銀行監督当局である金融サービス庁(FSA)を
2012年に解体し、権限をイングランド銀行(英中央銀行)に集約すると発表した。金融危機の再発防止と
金融システムの安定化に向け、金融行政の広範な権限を中銀が持つべきだと判断した。先月発足した
新政権の公約を具体化するもので、英国の金融行政の大きな転換点となる。
FSAは1997年、中銀の銀行監督権限を移管する形で発足。英国ではそれ以降、FSAが中銀や財務省と
ともに、金融行政を担ってきた。FSAは、98年に発足した日本の金融監督庁(2000年に金融庁に改組)の
モデルともなった。
しかし、07年に始まった金融危機では、組織間の連携不足が危機を拡大させたとされる。オズボーン財務相は
演説の中で現行体制を批判、その上で「金融機関を最後に支援する中銀はあらゆる状況を把握する必要がある」
とし、改革の意義を強調した。
□ソース:時事通信
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