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★民主、失点隠し「逃げ得」作戦 “ご祝儀相場”で参院選に
・今国会が会期延長をせずに16日閉会し、「7・11」参院選に突入した。開会中に首相が
交代したにもかかわらず、予算委員会を開かない閉会は異例の事態で、政府提出の
法案成立率も戦後最低となった。背景には、首相交代でV字回復した「ご祝儀相場」を維持し、
メッキがはがれないうちに参院選に臨もうという「逃げ得」作戦がある。
野党は16日、内閣不信任決議案などを提出して抵抗したが、「民主の暴走」(自民党筋)を
止める手立てはなかった。
16日午後の民主党参院議員総会は、さながら参院選に向けた決起大会の様相だった。
菅直人首相(63)が鳩山由紀夫前首相(63)、小沢一郎前幹事長(68)のダブル辞任に触れ、
「2人の辞任に報いることが安定政権を実現することになる」と必勝宣言。改選を迎える
参院民主の重鎮、輿石東参院議員会長(74)も「みなさんの思いを選挙にぶつけてくる」と
気勢を上げた。
地元の参院山梨選挙区(改選1)で自民党の攻勢にさらされている輿石氏は、会期延長
不要論を強く唱えてきた。その思惑通り国会は閉会したが、民主党のそれまでの対応は
二転三転した。
民主党は10日、会期延長を求める野党側に「会期を1日延長し、16、17両日に衆参両院の
予算委員会開催」「会期延長せず16日に党首討論を開催」-の2案を提示した。
しかし、民主党は今週に入り自らの提案を突然、取り下げた。
狙いは「失点隠し」だ。首相の失言に加え、荒井聡国家戦略担当相(64)の事務所費問題
などで、「野党が追及する場をこれ以上、与えない方が得策だ。民主党の上げ潮ムードに
水を差すような事態だけは避けたい」(民主党関係者)。まさに「逃げ足の速い」菅奇兵隊の
真骨頂というわけだ。(>>2-10につづく)
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