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全米経済研究所(NBER)が配布している
米デューク大学サンフォード公共政策大学院の
経済学者ジェイコブ・ヴィグダー、ヘレン・ラッド両氏の論文によれば、
5~8年生(10~14歳程度)の子どもにパソコンを与えると、数学や読書のテストの点数が下がるようだ。
両氏は、ノースカロライナ州の公立学校の生徒100万人弱を対象とした
2000~05年のアンケート結果を分析した。このアンケートでは、宿題をした時間、
テレビを見た時間、宿題のためにパソコンを使った時間を尋ねている。このほか、
対象者の家のブロードバンド接続状況を調べるために別のデータも使った。
ブロードバンド接続はここ数年で大幅に拡大している。
両氏は「家でパソコンを使える5~8年生の生徒は、読書と数学のテストの点数が
継続的に下がる傾向にあった」と結論づけた。影響の度合いは甚大ではないが、
統計的に有意な結果が出たという。両氏によると、他の調査でも同様の低下がみられる。
ひとつ考えられるのは、ブロードバンド接続が、宿題に使う時間を
減らしたのではないかということだ。(博士号がなくてもこの程度の仮定は可能だ)。
両氏は、「インターネットなどの技術を、親の監視の下で、
家庭でもっと生産的に活用することができる」としている。
URLリンク(jp.wsj.com)