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「世界に冠たる快挙」なのに予算は減額?
宇宙航空研究開発機構の小惑星探査機「はやぶさ」の帰還に、菅内閣からは14日、冒頭の
仙谷官房長官の発言をはじめ絶賛が相次いだが、科学技術予算を削り込んできた民主党政権の
“現金さ”にあきれる声も出ている。
菅首相は同機構の川口淳一郎教授に電話し、「日本の技術水準の高さを世界に強くアピール
した」と称賛。宇宙開発担当の前原国土交通相も「宇宙開発史に画期的な1ページを加えた」
との談話を発表した。
しかし、後継機の開発費は、麻生政権の2010年度予算概算要求時の17億円が、鳩山政権の
概算要求やり直しで5000万円に、さらに「事業仕分け」を経て3000万円まで削られた
経緯がある。福山哲郎官房副長官は記者会見でこの点を問われ、「今回の成功を受け、11年度
予算は検討したい」と述べた。
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