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■Bー47 囲碁の戦術
民主党の鳩山総理と小沢幹事長の辞任劇でにわかに政界が騒がしい。
特に菅直人が次期総理大臣になった段階で、
検察とマスコミによって作られた野党に吹く風が止まったといえる。
政治だけにクリーンさを求める日本人にはいい加減ウンザリだが、
今回の辞任劇には小沢の「囲碁」の戦術が使われたような気がしてならない。
ご存知のように小沢は囲碁の名人である。
囲碁は将棋やチェスほどの派手さはないが、
気がつくといつの間にか、あちこち囲まれている。
気づいたときは術中にはまって、地を失ってお終いになる。
今回はその匂いがする。
派手な手法で小沢を政界から抹殺し、自民党のご機嫌をとろうと画策した「検察」だったが、
小沢は豪腕の割に慎重且つ柔軟で、まるで暖簾に腕押しだった。
今回、鳩山が小沢にも退陣を求めたことで一矢報いたと思われているが、
実際は逆で、女房役だった小沢が鳩山に最後の桧舞台を作ってやったと思われる。
参議院選挙寸前の大舞台で鳩山はそれをやり抜き、
ある種の感動さえ与えて表舞台から去った。
実際、その日だけで民主党支持率が30パーセント手前までアップしている。
おそらく菅総理が能力がある若手を大臣に起用し、
反小沢色を色濃く出せば出すほど支持率は回復し、その勢いで参議院選挙に突入するだろう。
コレ、全て小沢の戦略である可能性が高い。
小沢は既に参議院選挙後の政局に目が向いていて、小沢主導の政界再編を決行するつもりだろう。
検察次第で踊るマスコミと有権者もいい加減なら、小沢采配で踊るマスコミと有権者もいい加減である。
言い換えれば、「世論」というのは所詮その程度の代物で、まともに目安に出来るようなものではない。
(後略)
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