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県消費生活センターは、３月以降、県内で高齢者らを狙った強引なカニの電話勧誘販売が
県内で少なくとも１５件起きたとして注意を呼びかけている。
同センターによると、４月上旬、津軽地方の８０代女性が電話で「カニを買わないか」と勧誘され、
１万２千円分を注文。その直後に再び電話があり、社名を名乗らず「カニを送ります。
１万２千円です」。このため、最初の電話の業者の注文確認と思い、「はい」と気軽に答えたら、
約１０日後、２社からそれぞれ１万２千円分のカニが宅配便で届いたという。
発送元は札幌市の２社で、２回目の電話の業者のカニの受け取りと支払いを拒否したところ、
業者から「電話で買うと言った。録音もしている」と、支払いを迫られたという。
相談を受けた同センターが女性に「昨年末の特定商取引法の改正で生鮮食品でも
クーリングオフできる」と助言。支払わずに済んだ。
このほか、同センターには１４件の相談があった。いずれもカニを購入せず、実害はなかったが、
なかには拒否しても３日連続で電話勧誘を受けたケースなどがあるという。
asahi.com:「はいはい」と気軽に返事 カニ２回届く-マイタウン青森
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